トルコ・イスタンブール旅行では、観光地周辺でのぼったくりや押し売りに注意が必要です。

私も実際にイスタンブールを旅行した際、スカーフ・紅茶・お菓子の押し売りや、空港シャトルバス「Havaist」のチケットのぼったくりに遭いました…
そこでこの記事では、イスタンブールで実際に遭遇したぼったくり・押し売り体験と、旅行前に知っておきたい対策を紹介します。
これからトルコ旅行に行く方、特にイスタンブールを一人で観光する方は、注意点の一例として参考にしてくださいね。
※人物写真は当時の旅行中に撮影許可を得て撮ったものです。この記事は、個人を非難する目的ではなく、イスタンブール旅行で実際に感じた注意点を共有するために作成しています。
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トルコ・イスタンブールでよくあるぼったくり・押し売りの手口
イスタンブールでは、観光客に親切そうに話しかけてから、お店や商品購入へ誘導する手口があります。
日本語で話しかけられると安心してしまいがちですが、相手の目的が観光案内とは限りません。
私が実際に遭遇したのは、以下のようなお店・商品への誘導でした。
- スカーフの購入
- お菓子店への案内
- 雑貨店への案内
- ハーブティーの押し売り
いきなり強く買わせようとするのではなく、会話や案内を通して、断りにくい流れを作られる印象です。
その場では親切に見えても、最終的に何かを買わせる流れになることがあるため、観光地での声かけには注意が必要です。
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イスタンブールで日本人が狙われやすい場所
在イスタンブール日本国総領事館では、スルタンアフメット地区でのじゅうたん店による押し売りや、イスティクラル地区・タクシム地区でのぼったくりバー被害について注意喚起をしています。
実体験として、私が特に声をかけられたのは、スルタンアフメット広場やブルーモスク周辺です。
ブルーモスクでは、女性はスカーフの着用が必要なので、向かう途中や周辺では、観光客に向けた声かけが増えます。
ブルーモスクではスカーフのレンタルがあるものの、「レンタルはないから自分のお店に来て買ったほうがいい」と声をかけられた場面もありました。
また、空港から市内へ移動するタイミングも要注意です。
長時間のフライト後は疲れて判断力が落ちやすく、初めての土地で正規の窓口かどうかを見分けにくいことがあります。
イスタンブールに到着してすぐの移動や、観光地周辺では、普段よりも慎重に行動しましょう。
Havaistでぼったくりを避けるには?チケット購入時の注意点
トルコ・イスタンブール旅行で最初に戸惑ったのが、空港シャトルバス「Havaist」のチケット購入です。
Havaistは、イスタンブール空港と市内を結ぶ空港シャトルバスです。
料金は路線によって異なりますが、目安としては約300~500TL。
2026年6月時点の為替は1TL=約3.5円なので、約1,000円~1,800円で利用できる計算です。
私が利用した当時、Havaistの正規料金は日本円で約400円でした。
当時の為替を1TL=約7円で考えると、Havaistの料金は約57TLです。
非常に安く乗れるので、早速空港でHavaistのチケットを買おうとしたところ、観光会社のカウンターで購入してしまったようで、Havaistのチケットとイスタンブールカードを合わせて500TLの請求を受けました。
イスタンブールカードの発行にかかる手数料は50TLなので、Havaistのチケットだけで約400TLも余分に取られてしまったということですね。

日本円で約3,000円を無駄にした計算です…

ちなみに私は600TLで支払ったものの、100TLのおつりをもらい忘れてしまいました…。(これは完全に私が悪い。)
おつりのもらい忘れに気づいたら、その場を離れる前にきちんと伝えましょう
イスタンブールカードとは、イスタンブールの交通系ICカードです。
(日本でいうSuicaやICOCAみたいなもの)
正規の窓口でHavaistのチケットを買うときは、イスタンブールカードがセットでついてくるわけではないので、別途購入する必要があります。
Havaistのチケットで正規の値段よりも高く請求された理由
後述する日本語ペラペラぼったくりおじさんによると、Havaistで正規の値段よりも高く請求されたのは、観光会社のチケットカウンターで買ったからだそうです。
観光会社の手数料分を上乗せされたとのこと。

▲こちらのチケットカウンターで購入しました。
確かに、今見ると「Havaist」ではなく「HAVALINES」と書いている…。
Havaistの正規の値段で空港シャトルバスのチケットを購入するなら、正規の券売機で買えばいいそうです。

これも日本語ペラペラぼったくりおじさんに教えてもらいました
初めての空港では、看板や案内が似ていると正規の窓口だと思い込んでしまうことがあります。
Havaistを利用する場合は、券売機を利用するにしても、公式サイトや公式アプリ、空港内の案内表示などを確認してから購入すると安心です。
また、料金や乗り場、購入方法は変わる可能性があるため、旅行前にHavaist公式サイトで最新情報を確認しておくことをおすすめします。
スルタンアフメット広場で実際に遭遇した押し売り体験
ここからは、スルタンアフメット広場周辺で実際に遭遇した押し売り体験を紹介します。
ブルーモスク周辺は観光客が多く、私も複数回声をかけられました。
特に、日本語で自然に話しかけられると警戒心が下がってしまうため、初めてのイスタンブール旅行では注意が必要だと感じました。

複数の見出しに分けて、時系列でお話しします
HISで空港送迎(自称)をしているという男性に声をかけられる
スルタンアフメット・ジャーミィ、いわゆるブルーモスクに入ろうとしたとき、サングラスをかけたお兄さんに日本語で話しかけられました。
相手は「HISの空港送迎をしている(自称)」と話していて、私はトルコ旅行でHISを利用していたため、思わず反応してしまいました。

怪しすぎます…
ただ、私は空港送迎を利用していなかったため、そのお兄さんとはまったく面識がありません。
今思うと、この時点でかなり慎重になるべきでした。
そのお兄さんから「ブルーモスクに入るにはスカーフが必要」「レンタルは使い回しだから、買った方がいいよ」と案内され、スカーフを見に行く流れになりました。
使い回しのスカーフには抵抗はないものの、思い出の品としてスカーフを買うのもいいかなと考え、その男性について行きました。
また、お兄さんに「スカーフを買うときにぼったくられますか?」と質問したところ、そんなことはないと答えてもらったので、信用してしまいました。

なんで信用するんだ…
日本語ペラペラぼったくりおじさんに紅茶をごちそうになる

▲日本語ペラペラぼったくりおじさん
確か、名前は「オマン・カイマス」さんです
先ほど、HISの空港送迎をしている(自称)お兄さんに「トルコでは友人をもてなす文化がある。紅茶をごちそうさせて」と言われ、スカーフやじゅうたんを取り扱っているお店へ連れて行かれました。
そこで、めちゃくちゃ日本語が達者なおじさん(以下、日本語ペラペラぼったくりおじさんと呼びます)と対面しました。

ネイティブレベルでした
そしてお店の最上階に連れていかれることに。
店内や最上階の防犯カメラが設置されており、座った近くには防犯カメラのモニターがあったこと(リアルタイムの映像かは不明)、テラスがあって外が見えることもあって、大丈夫かなと思って座りました。
お店ではアップルティーを出されました。

▲味自体は濃くておいしかったです。
「詐欺?」「紅茶のお金は取られますか?」などたくさん質問したところ、「昔はそういう詐欺もあったっぽいけど今はそんなことないよ」と言われたので信用しました。

なんで信用するんだ…
でも、海外で知らない人から出された飲み物を飲むのはやっぱり怖い…。
それで再度「怪しいです」と繰り返したら、日本語ペラペラおじさんは少し不機嫌になり「そんな失礼なことを」と言われました。
なんだか少し怖かったのと、いい経験になるかな?と思って飲み干しました。

とんでもなくバカな行動ですが、世間知らずの22歳だったということで許してください…
結果的に何の被害にも遭わなかったのでよかったですが、海外では食べ物や飲み物に睡眠薬や薬物を入れられ、襲われたり荷物を盗まれたりするという手口が相次いでいます。
相手が親切そうに見えても油断しないほうが賢明です。
スカーフ売り場では強い押し売りはなかった
アップルティーを飲んだあと、そのままスカーフ売り場へ案内されました。
地下には絨毯があるようで「見てみる?」と聞かれましたが、地下へ行くのは怖かったため断りました。
スカーフ売り場では、強引に買わせようとするような押し売りはありませんでした。
また、店頭に並んでいたスカーフは、シルクとコットンの混合素材で300TLほどのものから、シルク100%で2,000TLほどするものまで、価格帯はさまざまでした。
私は最終的に、気に入ったシルク100%のスカーフを購入しました。
もともとの値段は800TLでしたが、少し値引きしてもらい750TLに。
当時のレートは1TL=約7円だったため、日本円にすると約5,000円です。

「いい思い出になるし、5,000円くらいならいいか…」とその場では思っていました。しかし、後から現地のスカーフの価格を見てみると、シルク100%でも約1,000~2,000円で買えるものがありました。つまり、完全に観光客価格で買ってしまったということですね…
スカーフ以外にもトルコ石や光で色が変わる石、雑貨なども紹介されましたが、押し売りされることはなかったので、この日本語ペラペラぼったくりおじさんのことをかなり信用してしまっていました。
ただ、この「親切だったから大丈夫」という思い込みが、その後の押し売りにつながってしまったと感じています。
紹介されたお菓子屋さんでハーブティーを買わされそうになる
先ほど、日本語ペラペラぼったくりおじさんに紅茶をごちそうになったとき、「まだバクラヴァを食べていないんですよね。お土産もまだ買えていなくて」と話したところ、
「僕の知り合いのお店に行けば割引してくれるから行ってみて。正直ここら辺でおいしいお菓子が買えるお店は限られてるし、見極めも難しいから、ほかのところでは買わないほうがいい。知り合いのお店なら質もよくておすすめだよ。」と、ほかのお菓子屋さんを紹介してもらっていました。
その流れでお菓子屋さんに行ったところ、お菓子屋さんの店主はトルコ語と英語のみ話せる人で、これまでのように日本語は通じませんでした。
どうやらお菓子だけではなく紅茶も売っているお店のようで、そこでまたアップルティーをごちそうになりました。
それがとてもおいしかったのでそのアップルティーを買いたかったのですが、「これが欲しい」と言ってもアップルティーは紹介してもらえず…。
なぜか、価格が高めのオーガニックハーブティーの紹介を延々とされました。

▲上2段はお高めのオーガニックハーブティー、下の段はアップルティーなど、安めのフレーバーティーです

▲延々とオーガニックハーブティーの紹介をする店主
そして「オーガニックハーブティーの中でどの匂いが好きだった?」と聞かれたので、適当に「これかなー」と答えると、買うとは言っていないのに勝手に真空パックに入れられる事態に。
ほかのオーガニックハーブティーも2つ勝手に真空パックに入れられ、計3つのオーガニックハーブティーを買わされそうになりました。

▲勝手に真空パックに入れられたオーガニックハーブティーたち
先ほどの日本語ペラペラぼったくりおじさんのもとでの大きなミスが1つ。
それが、スカーフをクレジットカードで購入したことです。
オーガニックハーブティーの押し売りでも「お金がないから買えません」と断ったのですが、日本語ペラペラおじさんとこのお菓子屋さんの店主はつながっているので、私がクレジットカードを持っていることは筒抜けです。
何度も断りましたが、そのたびに「払って」と言い返されました。
椅子から立とうとしても阻止される状況で、まさしく押し売りです。
もう埒が明かないのと疲れもあり、「じゃあ2個だけ…」としぶしぶ承諾しましたが、それも「No!3 only!」と断られました。
何度か押し問答を続けましたが、言語の壁もあり、結局3個購入し、支払ってしまいました。
オーガニックハーブティーは、300g×3個で1,350TL。
当時のレートは1TL=約7円だったので、約10,000円支払ったことになります。
金額だけを見ると極端な高額被害ではないかもしれませんが、必要のないものに大きなお金を払ってしまったことは非常に後悔しています。

▲お店はこれです。
この男性は店員で、会計を担当していましたが、実際に押し売りをしてきた店主ではありません。
店主は髪の色素が薄く、外見は30~40代ほどでした。
ブルーモスク周辺に行くときは、十分に気をつけてください…。

海外では「買う」と言っていないものを袋に入れられても、支払う必要はありません。違和感がある場合は、その場で強く断って離れることが大切です
クレジットカードを見せたことも断りにくさにつながった
今回の反省点のひとつが、先にスカーフをクレジットカードで購入していたことです。
その後に案内されたお菓子屋さんでも、私がカードを持っていることが伝わっているように感じました。
「お金がない」と断っても、カードで払えると思われてしまうと、断る理由が弱くなってしまいます。
もちろんカードを使うこと自体が悪いわけではありません。
ただ、押し売りのような場面では、相手に支払い手段を見せない方が断りやすいと感じました。
観光地で知らない人に案内された店では、財布やカードを不用意に見せないことも大切です。

もちろん、知らない人についていかないのが一番大切です!
スルタンアフメット広場での押し売り・ぼったくり未遂
実際に購入までしてしまった体験以外にも、スルタンアフメット広場周辺では押し売りやぼったくりにつながりそうな声かけがありました。
未遂で終わったものの、同じような流れに遭遇する人もいると思うので紹介します。

日本語で話しかけてくる人は、大体ぼったくりや押し売りと思ったほうがいいです
道案内からお店へ連れて行かれそうになる
ブルーモスクへ向かっている途中、道に迷っていたところ、現地の人に声をかけられました。
道を聞いたら「日本語を話せる人を連れてくる」と言われ、日本語が通じる安心感からそのまま話を聞いてしまいました。
連れてこられた男性は「東京でケバブ屋をやっている」と言い、本物かわかりませんが在留カードやSuicaも見せてきました。
その後、ブルーモスクへ案内してもらえると思ったのですが、実際には「僕のいとこは日本語をもっと話せるよ。いとこは雑貨屋をしているから、連れて行ってあげる!」とお店に連れて行かれる事態に。「あとで来ます」と断りましたが、「お店の名前、わからないでしょ。お店の名刺をあげるから中に入ってよ!」と言葉巧みに店内に案内されます。
最終的には「店名は覚えたので大丈夫」と断って離れることができました。
道案内をきっかけにお店へ誘導される場合もあるため、観光地で声をかけられたときは注意が必要です。

結局ブルーモスクの場所はわからず、迷子のままでした…
ブルーモスク前でスカーフを買うように言われる
ブルーモスクでは、女性は髪を隠すためのスカーフが必要です。
そのため、周辺ではスカーフを売ろうとする声かけがありました。
私も、スカーフを持っているか英語で聞かれて「持っていない」と答えたところ、買うように何度も言われました。
ブルーモスクにはレンタル用のスカーフがあると知っていたため、そのことを伝えましたが、「レンタルはない」との返事。
押し売りかぼったくりと判断したため、即座にその場を離れました。
観光地の入口付近で「これがないと入れない」と言われると焦ってしまいますが、公式の案内や現地スタッフの案内を確認してから判断した方が安心です。

ほかにも日本語で声をかけられたり、「どこから来たの?」と英語で話しかけられたりしましたが、一度押し売りに遭ってからは全部無視しました。ブルーモスク周辺はとにかく声かけが多いので、通常以上に気をつけてください…
トルコ旅行で押し売りに遭ったときの断り方
トルコ旅行で押し売りに遭ったときは、曖昧に笑って対応するよりも、短い言葉ではっきり断るほうが有効だと感じました。
相手の話を聞き続けると断りにくくなるため、違和感がある時点で早めに距離を取ることが大切です。
英語が得意でなくても、「No, thank you.」「I don’t need it.」「I have no time.」など、短いフレーズを覚えておくと役立ちます。
お店の中に入ってしまった場合は、「I have to go.」と言って出口へ向かうのもひとつの方法です。
何かを袋に入れられても、買う意思を示していないなら支払う必要はありません。

強く言い返すのが怖い場合でも、長く会話を続けず、人通りの多い場所へ移動することを優先したほうが安心です
トルコ・イスタンブールでぼったくり・押し売りを避ける対策
イスタンブールでぼったくりや押し売りを避けるには、観光地での声かけに立ち止まらないことが大切です。
特に、日本語で話しかけてくる人や、親切に案内してくれる人には注意した方がいいと感じました。
もちろん、すべての人が悪意を持っているわけではありません。
それでも、初めての旅行で見分けるのは難しいため、知らない人にはついて行かないほうが安全です。
無料の紅茶や案内をすすめられても、店内へ入る流れになった場合は断ることをおすすめします。
また、買い物をする場合は、最初に値段を確認し、納得できないものは袋に入れられても断りましょう。
クレジットカードや財布を不用意に見せないことも大切です。
そして、空港バスや交通機関を利用する場合は、公式サイトや公式アプリ、空港内の公式案内などを確認してから購入すると安心です。
少しでも違和感がある場合は、その場で判断せず、いったん離れてから確認するようにしましょう。

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まとめ|イスタンブール旅行でのぼったくりや押し売りには十分注意しよう
イスタンブールでは、絨毯店での押し売りや、ぼったくりバーの被害が多いとされています。
しかし、スカーフやお菓子、紅茶などの押し売り・ぼったくりもあり、実際に私も被害を受けました。
Havaistのチケットを空港で購入する際も、観光会社のカウンターとは知らずに利用し、手数料として多額のお金を上乗せされました。
日本語で親切に話しかけられると安心してしまいがちですが、最終的に押し売りなどのトラブルに発展することもあります。
イスタンブール旅行に限らず「知らない人について行かない」「無料の飲み物を受け取らない」「買う意思のないものははっきり断る」ことが大切です。
Havaistを利用する場合も、料金や購入方法は変わる可能性があるため、出発前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
少し警戒しながら行動するだけでも、トラブルを避けやすくなります。
イスタンブールは魅力的な街だからこそ、観光を楽しむためにも事前に注意点を知っておくことがおすすめです。
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