トルコ・イスタンブールを観光するときに便利なのが、市内バスや地下鉄などの公共交通機関です。
タクシーよりも交通費を抑えやすく、観光スポットから少し離れた場所にも移動できます。
しかし、初めて利用するときは「どのドアからバスに乗るの?」「降りるときもカードをタッチする?」「降車ボタンを押せば止まってくれる?」など、わからないことも多いでしょう。

私もイスタンブールで初めてバスを利用した際は、乗り方がわからず、そのまま置いていかれてしまいました
この記事では、実際に市内バスと地下鉄を利用した体験をもとに、イスタンブールカードの使い方や乗車・降車時の注意点を紹介します。
イスタンブール旅行で公共交通機関を利用する予定の人は、ぜひ参考にしてください!
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イスタンブールの市内バス・地下鉄は乗るときにカードをタッチするだけ!
イスタンブールの一般的な市内バスや地下鉄では、乗車時にイスタンブールカードをタッチするだけで、降車時のタッチは基本的に不要です。
| 交通機関 | 乗るとき | 降りるとき |
|---|---|---|
| 市内バス | 車内の読み取り機にタッチ | 基本的にタッチ不要 |
| 地下鉄 | 改札の読み取り機にタッチ | 一般的な路線ではタッチ不要 |
市内バスは、乗車口付近に設置されている読み取り機へカードをタッチします。
地下鉄の場合は、日本と同じように駅の改札でカードを読み取らせればホームに入れます。
降車時は、一般的な市内バスや地下鉄ではカードをタッチする必要がありません。
ただし、MarmarayやMetrobüsなど、利用区間によって運賃が変わる交通機関もあります。
出口付近に読み取り機や運賃調整機が設置されている場合は、現地の案内に従ってください。
イスタンブールカードとは?

イスタンブールカードは、イスタンブール市内の公共交通機関で使えるチャージ式の交通カードです。
市内バスや地下鉄をはじめ、トラムやケーブルカーなど、さまざまな交通機関で利用できます。
地下鉄駅に設置されている「Biletmatik」と呼ばれる券売機では、カードの購入や残高のチャージが可能です。
日本のSuicaやPASMOのような感覚で利用できるため、イスタンブールを公共交通機関で観光するなら、用意しておくと便利です。
イスタンブールカードの料金
2026年7月12日時点で、イスタンブールカード本体の料金は165TLです。
カードの購入料金に乗車用の残高は含まれていないため、購入後に利用する金額を別途チャージします。
一般的な地下鉄などの大人運賃は、イスタンブールカードを使った場合で1回42TLです。
イスタンブールカードを購入しない場合は、1回だけ乗車できる使い切りタイプのチケットも利用できます。
ただし、1回分の料金は60TLとなり、イスタンブールカードを使う場合よりも割高です。
市内バスや地下鉄を何度か利用する予定なら、イスタンブールカードを購入してチャージしたほうが、1回あたりの交通費を抑えられます。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| イスタンブールカード本体 | 165TL |
| 一般的な大人運賃 | 42TL |
| 1回乗車用電子チケット | 60TL |
※トルコでは交通料金が改定されることがあります。実際に購入するときは、券売機や公式サイトに表示されている料金を確認してください。
イスタンブールカードの購入・チャージ方法
イスタンブールカードは、主に地下鉄駅などにある券売機やキオスク、スーパーマーケットで購入やチャージができます。
券売機の操作方法は、次のような流れです。
- 画面の表示言語を選ぶ
- イスタンブールカードの購入を選択する
- 表示された料金を支払う
- カードを受け取る
- 利用する金額をチャージする
チャージするときは、券売機の指定された場所にカードを置いて入金します。
券売機によって利用できる支払い方法が異なる可能性があるため、トルコリラの小額紙幣を用意しておくと安心です。
イスタンブールの地下鉄の乗り方
イスタンブールの地下鉄は、日本の地下鉄と似た流れで利用できます。
1.利用する路線と進行方向を確認する
まずは、利用する地下鉄の路線番号と進行方向を確認します。
進行方向は終点の駅名で表示されることが多いため、目的地だけでなく、目的地側にある終点駅の名前も調べておきましょう。
Metro İstanbulの公式サイトでは、地下鉄やトラムなどの路線図を確認できます。

私はGoogleマップを使い、路線番号を確認していました
2.改札でイスタンブールカードをタッチする
改札にある読み取り部に、イスタンブールカードをタッチします。
正常に読み取られると改札を通れるようになり、画面に支払った運賃や残高が表示されます。
エラーが出て改札を通れない場合は、残高が不足していないか確認しましょう。
3.目的地に到着したら改札を出る
一般的な地下鉄では、目的の駅に到着した後、改札を出るときにイスタンブールカードをタッチする必要はありません。
入口でカードを読み取らせ、出口はそのまま通過する形です。

私は日本と同じ感覚で改札を出るときにもカードをタッチしたところ、もう一度乗車した扱いになり、1回分の運賃が引かれてしまいました……。降車時はタッチしないように気をつけてください!
イスタンブールの市内バスの乗り方
地下鉄は改札を通れば乗車できますが、市内バスは乗車口や降りるタイミングが少しわかりにくいと感じました。
実際に利用したときの流れを紹介します。
1.路線番号と行き先を確認する
市内バスに乗る前に、車体に表示されている路線番号と行き先を確認します。
同じバス停に複数の路線が来ることもあるため、目的の番号だけでなく、進行方向も見ておきましょう。
IETTの公式サイトでは、路線やバス停の検索が可能です。
「Otobüsüm Nerede」というアプリを使えば、バスの運行情報も調べられます。

Googleマップと一緒に使うと、乗るバス停や降りる場所を確認しやすくなります
2.バスが来る前に乗車口の近くで待つ
私が利用したときは、バス停付近に乗りたそうな人がいても、そのまま発車してしまうことがありました。

私も最初に利用した際は、どこから乗るのかわからずに迷っているうちに、バスが出発してしまいました
利用するバスが近づいてきたら、運転手から見えやすい場所に立ち、すぐに乗れるよう準備しておきましょう。
ただし、発車したバスを道路まで追いかけたり、車両の前へ飛び出したりするのは危険です。
乗れなかった場合は、次のバスを待つことをおすすめします。
3.基本的には前方のドアから乗る
私が利用した市内バスでは、前方のドア付近にイスタンブールカードの読み取り機が設置されていました。

▲イスタンブールカードの読み取り機(ブレていてすみません)
バスを使うときは、前方のドアから乗るようにしてくださいね。

ただし車両や混雑状況によって乗車口が異なる可能性があります。周囲の乗客がどこから乗っているかも確認すると安心です
4.読み取り機にイスタンブールカードをタッチする
バスに乗ったら、乗車口付近の機械へイスタンブールカードをタッチします。
画面や音で正常に読み取られたことを確認してから、車内の奥へ進みましょう。
残高が不足していると乗車できない可能性があるため、バス停へ向かう前にチャージしておくと安心です。
5.乗車後はすぐにつり革や手すりにつかまる
私が乗ったバスでは、乗客が座る前に発車することが何度かありました。
発進やブレーキを強く感じる場面もあったので、乗車したらすぐにつり革や手すりにつかまりましょう。
スーツケースなどの大きな荷物を持っている場合は、急に動かないようにしっかり押さえてください。
イスタンブールの市内バスから降りる方法
降りるバス停が近づいたら降車ボタンを押す
目的のバス停が近づいたら、車内にある降車ボタンを押します。
目的地の1つ前のバス停を通過したあたりで押しておけば、降りる準備をする時間も確保できます。
インターネットでは「降車ボタンを押しても止まらないことがある」という体験談も見かけましたが、私が市内バスを6回ほど利用した際は、毎回問題なくバス停に停車しました。
それでも、すべてのバスが各バス停に必ず停車するとは限りません。
降車ボタンは早めに押しておきましょう。

慣れない土地では現在地がわかりにくいため、Googleマップなどで位置を確認しながら乗ると安心です
止まらないときは「İnecek var」と伝える
降車ボタンを押したのに止まる様子がない場合は、運転手へ声をかけます。
トルコ語で「降りたい」と伝える表現は、「İnecek var(イネジェク・ヴァル)」です。

すぐに言えるか不安な人は、スマートフォンのメモや翻訳アプリに保存しておくと安心です
降りるときはカードをタッチしない
一般的な市内バスでは、降車時にイスタンブールカードをタッチする必要はありません。
ドアが開いたら、そのまま降りて大丈夫です。
前方のドアは乗車する人が利用することが多いため、中央や後方のドアが開いた場合は、そちらから降りると人の流れを妨げにくくなります。
一般的な市内バス・地下鉄とは乗り方が異なる交通機関もある
イスタンブールの公共交通機関は、すべて同じ運賃制度ではありません。
一般的な市内バスや地下鉄では乗車時のみカードをタッチしますが、MarmarayやMetrobüsなどでは、利用した区間に応じて運賃が変わる場合があります。
出口付近にカードをタッチする機械が設置されていたら、案内を確認してから駅や乗り場を出ましょう。
判断できない場合は、駅員や周囲の利用者に確認するのが確実です。
イスタンブールカードは複数人で利用できる
一般の旅行者が購入する匿名タイプのイスタンブールカードは、家族や友人など5人まで共有できます。
地下鉄やトラムでは、1人がカードをタッチして改札を通った後、次の人へカードを渡し、人数分繰り返しタッチします。
市内バスでも、乗車時に1人につき1回ずつ読み取り機へタッチしてください。
1枚を共有すれば、全員分のカード発行料金を支払わずに済み、旅行中に管理するカードの枚数も減らせます。
ただし、人数が多いと残高の減りが早くなるため、乗車前に十分な金額をチャージしておきましょう。
また、乗り換え割引や利用区間に応じた返金がある交通機関では、割引・返金が共有者全員に適用されない可能性があります。
そして、学生用・シニア用など、本人の情報が登録された記名式カードをほかの人が使うことは禁止されています。
複数人で共有するときは、旅行者が券売機などで購入できる匿名タイプのイスタンブールカードを利用してください。
空港バスHavaistは市内バスと支払い方法が異なるので注意!
イスタンブール空港と市内を結ぶ空港バス「Havaist」は、一般的な市内バスとは乗り方や支払い方法が異なり、イスタンブールカードでは乗れません。
乗車券を買う必要がありますが、オンラインや券売機で購入できるほか、車内ではVisa・Mastercard・American Expressなどのクレジットカードも利用できます。
イスタンブール空港には、正規の窓口と似た名前のカウンターもあります。
私も実際に別のカウンターでチケットと交通カードを購入し、正規料金より高い金額を支払ってしまいました。
Havaistを利用するときは、カウンター名だけで判断せず、運営会社や料金が公式案内と一致しているか確認しましょう。
【Havaistの乗車券を購入するときの注意点はこちら】
トルコ・イスタンブール旅行のぼったくり体験談!Havaistや押し売りの注意点
イスタンブールの市内バス・地下鉄を利用するときの注意点
イスタンブールの市内バスや地下鉄は便利ですが、日本とは乗り方や運賃の仕組みが異なる部分もあります。
スムーズに移動できるよう、利用前に注意点を確認しておきましょう。
残高は少し多めにチャージする
残高が足りないと、地下鉄の改札を通れなかったり、市内バスに乗れなかったりします。
市内バスの車内ではすぐにチャージできないため、駅の券売機を見つけたときに少し余裕を持たせて入金しておきましょう。
2026年7月12日時点の一般運賃は42TLです。
予定している乗車回数をもとに必要額を計算し、乗り換えや予定変更に備えて予備の金額も加えておくと安心です。
地下鉄では終点駅の名前も確認する
地下鉄のホームでは、路線番号だけでなく進行方向も確認します。
ホームの案内は終点駅の名前で表示されることが多いため、目的地側にある終点駅を事前に調べておくと安心です。
反対方向の電車に乗る失敗を防ぐためにも、乗車前にホームの表示をチェックしてください。
バスの車内では手荷物を体の近くに置く
盗難を防ぐため、混雑した車内では、リュックやバッグを体の前に持ちましょう。
スマートフォンや財布などの貴重品は、座席に置いたままにせず、常に手元で管理することが大切です。
降りる際は、座席や足元に荷物を置き忘れていないかも確認してください。
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交通料金や運行情報は旅行直前に確認する
イスタンブールの交通料金や運行路線は、変更される可能性があります。
この記事で紹介した料金は、2026年7月12日時点で確認した情報です。
旅行時は、IETTやMetro İstanbulの公式サイトで最新情報を確認してくださいね。
まとめ|市内バス・地下鉄は乗車時にイスタンブールカードをタッチ
イスタンブールの一般的な市内バスと地下鉄では、乗るときだけイスタンブールカードをタッチします。
市内バスを降りるときや、一般的な地下鉄の改札から出るときは、基本的にカードをタッチする必要がありません。
市内バスでは路線番号と進行方向を確認し、利用するバスが到着する前に乗車口付近で準備しておきましょう。
目的のバス停が近づいたら早めに降車ボタンを押し、止まらない場合は「İnecek var(イネジェク・ヴァル)」と運転手に伝えます。
MarmarayやMetrobüs、空港バスのHavaistなど、一般的な市内バス・地下鉄とは運賃や支払い方法が異なる交通機関もあります。
利用する交通機関ごとの案内を確認しながら、イスタンブールカードを活用して観光を楽しんでください!
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